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① 四半世紀

執筆者の写真: 梅原江史梅原江史


梅原江史と申します。

MUSHA×KUSHAに関することのみならず、日々感じたことを書き綴っていこうと思います。

もうご存知の方も少ないであろう、活動初期にホームページとリンクしていた梅コラムの再開です。


池田さんに誘われてMUSHA×KUSHAに参加したのは1998年からとウィキペディアに記載されております。今年48歳を迎える僕がまだ二十代前半でした。つまり、現時点では人生の半分以上をMUSHA×KUSHAのメンバーとして過ごしているわけです。

まさか楽器も持たず、歌も歌わずにここまでバンドマンとしての長寿を授かることになるとは思いませんでした。25年も経てば、いろんなことが変わります。

終演後のライブハウスでバンドマンが手刷りのチラシを配る風景も、見覚えのあるひとのほうが少なくなったのかも知れません。

高円寺20000Vから地上にのぼる階段はとてもおっかなかった。一般的な生活で求められるレベル以上にバンドマンにはコミュニケーションのポテンシャルが問われていた気がする。どんなイベントでも率先して打ち上げには参加していた時期があります。それが当たり前だと思っていました。

いまのバンドマンたちは時間とお金にシビアです。取捨選択の概念がしっかりしています。

ライブの余韻を確かめあう場所もその多くはSNSのリプライにかわりました。

そういった状況を寂しく思うひとも一定数いる筈ですし、僕自身もそうだと思っていました。最近は打ち上げで話しそうな話題をタイミングが許す範囲で意識的に対バンに話しかけるようにしています。以前は打ち上げで話せるというある種の保険みたいな感覚がありました。それをなくすたったこれだけで時間の使い方は随分変わった。

始発を待った改札の思い出も懐かしいですが、翌日の抜け殻のような一日は決して美談なんかじゃ語れません。


「またね」という対バンとの挨拶は自分がまずその未来にいることが前提です。

そこに辿り着くための大小の変化は問題じゃない。


お楽しみはこれからだ。


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